皆さんこんにちは。院長の千々岩です。
本当に久々のブログ更新となります。
早いもので、博多やすらぎクリニックも8月で、開院して1年4か月目を迎えました。
これからも、ストレス関連疾患で悩む患者さんの憩いのクリニックとなれるよう精進していきますので、改めて宜しくお願いいたしますm(__)m。

ところで、ここ最近漢方治療を目的として初診外来を訪れる患者さんがとても増えてきました。
折角ですので、漢方エキス剤を飲む際の注意点についてQ and A方式でお話しておきましょう。

Q 漢方薬は水で粉薬みたいに飲んでるんですけど、これでいいんでしょうか?また飲むタイミングについても教えて下さい。

A それでもある程度の効果は得られるとは思いますが、出来れば湯呑みやコップなどにエキス剤の顆粒を入れて貰って、それからお湯を100ccほど注いで溶かしてから服用してみて下さい。要するにインスタントコーヒーやカップスープを作るときの要領です。このように薬湯にして服用することで、薬の効きがグンと跳ね上がります。また、薬湯にした際に立ち上る湯気を嗅ぐことで、リラックス効果や、鼻詰まりの改善が得られるものも存在します。ちなみに食前30分の服用とよく言われますが、食前、食間、食後などの時間に関してはあまりこだわらなくても大丈夫です。

Q 漢方薬って、基本的に苦くてマズイものなんでしょ?

A 必ずしもそうとは限りません。漢方薬に用いられている生薬には甘草(砂糖の300倍もの甘さがある)や大棗(中華デザートに使われるナツメ)、膠飴(水飴)が入っているものもあり、甘くて飲みやすいものも結構存在します。もちろん、苦いもの辛いものもありますが、不思議と自分の体調にマッチしている場合には、マズイと思うどころか、逆に美味しく感じることも多いのです。

Q 漢方薬って何カ月も飲まないと効かないんじゃないですか?

A これもよくある誤解の一つです。昔、なかなか風邪が治らない友人の医師に葛根湯のエキス製剤をお湯に溶かして服用させたところ、約10分後には気持ちよい汗をかいて、すっかり元気になったことがありました。また、芍薬甘草湯は、筋肉の痙攣(こむら返り 腹痛 月経痛)に対してとてもよく効く漢方薬ですが、この処方も即効性を有しています。このように急性期の症状に対しては、漢方薬は短時間での薬効が期待できます。一方慢性的に困っている症状や、体質改善を目的とする場合は、少し長めに服用する必要がありますが、それでも3週間くらい服用すれば、何かしらの効果を感じる患者さんが多いです。

いかがでしょうか? 少しは漢方薬服用のハードルが下がったでしょうか?

漢方薬の服用に関しては、色々とお話したいことが他にもあるのですが、それに関してはまた別の機会にでもお伝えしようと思います♪